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小学校での1学期を終えて。
1学期お疲れ様でした。無事に終えた人、楽しかった人、大変だった人…色々あるかと思います。私の方はというと、楽しくワイワイとやらせてもらいました。
さて、色々あった1学期ですが、ちょいちょい実際の現場や友人との会話、このブログでの問い合わせで上がる悩みといえば
板書
- どんな感じで書いているか
- どこに注意しているか
- ひろさんは、どんな風に書いているか
ということで、今回は、実際に使用した、板書のためのノートの一部を公開!もちろん、僕のが正しいというわけではないし、これが正解なんて言うつもりもないですよ。ただ、1つの参考として
「こんな感じで書いてるんだ…」
って思ってもらえれば幸いです。今回は、特に不慣れだった理科について、事前に用意している板書用のノートを公開します。
もちろん、量の関係もあるので全てではなく、一部だけ。
実際に理科で使った教材はカテゴリの「先生の教材」にアップしているので、使えそうなものがあれば是非使ってみてください。
▼カテゴリ「先生の教材」▼
https://teachers-mag.info/archives/category/teaching-material
小学校の先生もちゃんと1学期を板書で振り返ってみる。
まず、そもそもですが、私の学校で利用している本年度の理科は
啓林館の平成27年度版
……古い…
この教科書と別冊の「理科プラス」を利用して進めました。
あと、合わせてNHK for School も活用!
NHK for School
【NHK for School】
https://www2.nhk.or.jp/school/textbook/
item/?file=g01_015
1.植物の発芽と成長
<花のつくり>の単元はこんな感じです。可能な限り文量を省いて、書きやすいように意識しました。
この単元は実験が多かったので、プリントを作って貼って置くという流れが多かったです。
プリントは実験の概要や実験結果を書くようなものを作成しました。
その辺のプリントはこちらで▼
▼カテゴリ「先生の教材」▼
https://teachers-mag.info/archives/category/teaching-material
2.メダカのたんじょう
メダカの単元の板書は、特にイラストが多くなりました。絵を描くことが多かったですが、子どもたちは逆に絵を描くことを楽しみにしており、下手になっても一生懸命書いている姿が印象的でした。
また、メダカの単元で一番大変だったのが「育成」でしょうか。
うまいこと、卵産んでくれへんかったら授業進まへんし…かと言って、結構すぐに死んでしまうし…その辺のバランスを顕微鏡の使い方の単元でカバーして進めました。
つまり、卵が生まれてない場合・うまく授業が進めにくい場合は、顕微鏡の使い方を説明して、実際に色々と観察する時間を設けて、なんとかメダカの卵の観察とのバランスをとりつつ授業を進めました。
3.ヒトのたんじょう
大きな単元では、この「ヒトのたんじょう」が最後となります。ここでも、絵は描きましたが、特に活用したのが、
NHK for School
使い方は、様々でしょうが、私が導入の1時間で使ったのは、NHK for Schoolのクイズ!
「ヒトのたんじょう」について、全体を網羅したようなクイズがあったので、それを活用して進めることで、この単元の理解を深めることができました。
ざっくりといえば、導入の1時間で、クイズ大会を実施し、クイズの答え合せを踏まえながら、これからの単元はこんなことをするんだよというメッセージを含めて解説。
いわば、予習になります。もちろん、未習の内容が出て来ますが、それでもとりあえず予想を踏まえて答えさせます。そして、次の時間からは、教科書に沿って進めることで
「クイズでなんとなくやった」
「クイズで説明していた」
という感覚になり、内容がすんなりと入ってきやすくなり、学習を深めることができました。
【番組】
〜ふしぎワールド〜
<URL>
http://www.nhk.or.jp/rika/rika5/?das_id=D0005110246_00000
10分程度の番組で
- ヒトは最初どんな形か?
- 受精した乱視はどのようにヒトの形に成長するか?
- 赤ちゃんの周りには何がある?
- 赤ちゃんはどうやって息をしている?
というようなクイズが出されます。未習であればとても難しいのですが、3択のものもあって、とても盛り上がって楽しそうに答えることができていました。このクイズは全員参加で、解答用紙を配りました。
解答用紙はこんな感じ
【解答】
こういった形で、 NHK for School を活用しながらこの単元は進めました。
その中で板書はこんな感じ。
小学校 5年生の1学期!先生が書いた板書のまとめ〜板書で意識していること〜
ザッとですが、ノートの一部(板書イメージの一部)を公開しました。1時間で書ける量は、時間や授業の進み具合にもよるので、どこからどこまでは1時間分とは言いにくいですが(もちろん、計画はしています)全体のイメージは公開した通りです。
そして、私が板書で意識していることは
絵を描く
ということです。
絵が得意だからでしょ
とよく言われますが、学習効率を上げるためにも絵を描くと言うのは非常に効果的です。文章ばかりのノートでは、後から見直してもなかなか頭に入って来ませんし、「書く」作業ばかりだと、子どもも疲れてしまいます。
その中で「描く」作業というのは気分を変えて気持ちを一旦リセットしてくれます。また、絵を描くことで、印象にも残り、授業の内容が定着しやすくなります。
そして、授業を進めていく上でも、子どもたちの様子を伺うきっかけにもなります。
絵が下手だとしても、黒板に描きます。
その時に
「先生下手〜」
「なにそれ〜」
なんて、笑い声と共に聞こえて来たなら、
それは、
ちゃんと黒板を見てくれている
(前を見てくれている)
という証拠です。
授業の1時間の中で緩急をつけることは非常に効果的ですが、ここで(絵を描くことで)その役割を担うことができます。苦手な人もいると思いますが、絵を描きながら進めるということを意識してみてください。
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。